宝毛が生えてくるが不幸になっていることに気づく
最近、目に違和感を覚えたので鏡で目のあたりをよく見てみると、色が白いまつ毛が一本だけやたら伸びていた。
赤丸で囲んであるのが自分のまつ毛で、隣に並べた1円玉と比べてみても2センチほどあることがわかる。
気になって調べたところ、これを「宝毛」または「福毛」というらしい。
伝承としては「福をもたらす」とか「幸運を呼び寄せる」などといわれていて、宝毛の「白い」「一本だけ突出して長い」などの特徴が、仏の額に存在する「白毫」の特徴と通じる部分があるためといわれているようだ。
縁起の良いため、抜く・切る等をせずに大切に伸ばすべきだともいわれている。
とにかく縁起が良いということなので、ここ最近起こった良いことを思い起こしてみる。
しかし、5日ほどまえにPCの内蔵HDDは突然壊れて長年貯めてきたデータを読み込むことができず、なんとかデータを取り出そうと買ったUSB接続ケーブルはIDEとSATAを間違えて無駄になり、新たに買いなおしたSATAのUSB接続ケーブルは初期不良で返品交換。
さらには3日前、電動ドライバーを使おうと思って充電しようとしたら、今まで何年も調子が良かったのになぜか充電ができず、ACアダプタが故障していることを突き止め、新たにACアダプタを購入するはめになるなど、使わなくてよいはずの金が無駄に飛んでいっていることに気づく。
さらに小さいことだが、いい具合に育っていた繁栄と幸福の象徴といわれている「ツルニチニチソウ」のツルは1本だけ先のほうが枯れてきている。
ここ1週間だけでも良いことはとくにないが悪いことが立て続けに起こっている。
普通に考えたら一本だけ白くて長い毛が生えてきたから福をもたらすなんてあるわけがない。
迷信は信じたらいかんねと思い、宝毛を抜いた。
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