ヒョウモントカゲモドキ、クーリングから交尾までのメモ

交尾について調べたところ年に一回の繁殖期があり、自然界では冬期になると寒くなりエサが減っていき、冬期が過ぎた後に発情して繁殖するという生態のようである。これは本来持っている野生の本能的機能で、CB(人間の飼育の下で繁殖が行われた個体)よりもWC(現地で採集された野生の個体)のほうに強くみられる傾向にある。この性質を飼育者の手によって疑似体験させることをクーリングという。
CBの場合、比較的簡単でクーリングをしなくても繁殖に支障は無いともいわれている。

飼っているヒョウモントカゲモドキも徐々に大きくなり、交尾を思い立った時期的にも1月の冬季でちょうどよかったため実際に試してみることにした。しかし一回目は失敗に終わる。
以下、実際に試したおおよその日付、手順と注意点など。

・1月初め。まずサーモスタットの温度設定を徐々に下げていき飼育温度を下げていく。それと同時にエサは与えないようにする。この際に水は欠かさずに与える。1~2週間かけて18度程度まで温度を徐々に下げる。

・1月半ば。温度を18度くらいまで下げたら1ヶ月程度そのままにしておく。ケージを覗き込むとエサをよこせと目をギラギラさせながら頻繁に近づいてくるが心を鬼にしてここはエサやりを堪えてグッと我慢。

・2月半ば。これくらいの時期から徐々に2週間ほど時間をかけて、クーリングを行ったときと逆の方法で元の温度に戻していく。ここまで順調。

・3月初め。飼育温度28度ほどに戻したらオスとメスを同居させる。オスが発情して尻尾の先を激しく震わせ、メスにアプローチしていき、これをメスが受け入れれば尾を持ちあげ交尾が始まる。はずだった。

同居させた際にオスのケージにメスを入れると、メスが大人しくなりオスからの求愛を受け入れやすいというデータもあるようだったので、この方法で試してみた。しかし結果、オスはメスに近づき尻尾の先を高速でブルブル震わせていたが、同時になぜかメスも尻尾の先をブルブル震わせてオスの頭に思いっきり噛みついた。
手順通りちゃんとやったつもりだが、どうやらうまくいかなかったようなので一旦離すことにした。
オスは噛みつかれた箇所の色が変色してしまっていた。
もう一匹のメスとも同居させてみたが、やっぱり喧嘩腰でうまくいかず。

うまくいかなかった場合、また2週間ほどして同居させると、うまくいったりするらしい。ということなので2週間ほど別々においておき、レプタイルボックス(横20×奥行き30ほど)から段ボールで超テキトウ簡易ケージ(横45×奥行き30ほど)を作り、そこに移して再度、同居させてみたら今度は噛みつきはせず威嚇も特にしていない。オスはメスに近づき尻尾の先をブルブル震わせていたので交尾が始まるかと期待していたが受け入れられなかったようで、しだいに尻尾を震わせることもなくなり、メスがオスの胴体に頭を乗せながら眠っていたり、まったく交尾する様子もない時期が続いた。一週間ほど経ち、もう進展がないと判断したので、なにかの拍子に喧嘩になっても困ると思い、元のケージに戻すことにした。

・3月下旬。その後からの飼育環境は、別々のケージで普通にエサを与え、温度はサーモスタットを消し、ヒーターも消して部屋の常温で4月を過ごすことにしてみた。だいたい寒い時期は17度で暑い時期は28度ほど。

・4月20日。なんとなく狭く空いているスペースにオスとメスを置いてみたところ、出会って4秒でオスはメスに飛びかかり尻尾の先を震わせながら胴体や首に噛みつき、メスも受け入れて尻尾を持ち上げ、すんなり交尾が始まった。
今ならいけると思い、翌日21日、もう一匹の元々交尾させるはずだった個体メスとも合わせてみたらすんなり交尾成功。一回目のクーリング期間となにが違かったのかは不明。
うまくいっていれば早ければ2週間ほど、長ければ2ヶ月後には産卵となる。

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交尾中、となりの水槽からロボロフスキースキンクヤモリが見届ける。上の動画の2分40秒らへん、下の動画の15秒らへんで興奮したロボロフスキースキンクヤモリが水槽越しにヒョウモントカゲモドキに攻撃するシーンも見られる。

安かったので早とちって温度計付き爬虫類用エッグトレイもひと月前すでに買ってしまった。準備万端だ。

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